(財)日本緑化センターの行う認定試験に合格して初めて名乗ることができます。「樹木医」は、天然記念物のような巨樹、名木から街路樹や庭木などの身近なものまで、傷んだり病気になった樹木の診断にもとづく樹勢回復や危険倒木除去などの活動をしています。さらに病気の予防や後継樹の育成はもとより里山の管理まで、ふるさとの樹木や自然の保護・保全・育成などの専門家でもあります。また、その専門的な知識と技術を活かして、地域の緑のアドバイザー、環境教育者としても活躍しています。
一方「松保護士」は、松くい虫防除についての高度な知識、技術を有するとともに、被害対策の諸制度に精通
し、現場状況に即した保全計画防除設計の策定を行ったり、現場において作業指導を行う専門家です。また、松くい虫防除対策の専門家としての能力に加え、一般
市民を対象とした普及啓発活動の指導的役割も担っています。
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